弥高山城および広峰山塊の遺構について

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姫路市の北の聖地の一つ、広峰山から増位山の山塊には、弥高山城という城跡らしくない城跡と、埋蔵文化財地図には無い、城か寺らしい場所があります。尾根筋はアップダウンが少なく。広峰山と増位山の社寺だけでなく、北側にも色々な遺跡が眠っているようです。

弥高山城

埋蔵文化財の地図には、東に向かう尾根が2筋あります。その南側の尾根筋にあります。郭と言うか柵平地は数え方によりますが6段~8段くらいあります。上から3段目?4段目は非常に広いです。ここのすぐ北の谷筋に石垣がありました。時期は不明です。仙源寺跡というプレートがかかっていました。名称はどれが本当でしょう? ここは谷筋で水が出る場所だった感じです。
お寺の後らしい構成です。切通し、堀を見つけられませんでした。尾根筋には柵平地、郭らしき場所もありません。

西尾根筋の遺構らしき場所

廣峯山から西尾根の近畿自然歩道を夢前町に向かって歩きます。なだらかで高低差のほとんど無い尾根筋が急に下る場所があります。その下る直近に土塁で囲まれたらしい南向きの郭のような広場があります。北側は道が屈曲し矢を射かけるためのような土塁と思われる場所があります。あくまで個人の感想ですが、龍野の城山城に似ている気がしました。埋蔵文化財地図には載っていません。私でも「アラ?」と思うくらいですので専門の方のご意見をいただきたいと思います。

弥高山山頂 播磨空港反対派のキャンプ跡?

増位山と廣峯山を繋ぐ近畿自然歩道から北に分かれて尾根筋をすすみます。途中で弥高山山頂があります。弥高山城跡はここからまだかなり奥になります。
弥高山山頂には、播磨空港反対派のキャンプ跡?と言われるパイプ椅子の置かれている小さな広場があります。南側の眺望は見事です。
山頂の北側に回ると、いろんなゴミが捨ててあります。空港反対は、環境保護推進ではないのでしょうかね?一人では片づけられそうにありません。この道を少し尾根筋に進むと、埋蔵文化財地図で館城あとと書かれている尾根筋の広いところがあります。鉄塔もあります。